まちづくり・お宝バンク

お宝No.153
「元気な高齢者、前期高齢者」による「後期高齢者のための余暇事業」の実現

提案者:  由良 有

 学生時代を京都で過ごした、第二の故郷である京都も他地域同様、高齢化が大変進み、今後を見据えれば将来に向けた様々な課題解決策を早急に検討しなければならない局面に来ていると思われます。

 日本全体を見ましても平均寿命が延びてきている一方で「健康寿命との差」は男性9歳、女性12歳と縮んでおらず、今後は心身ともにより元気な高齢者の方々を増やしていくことが喫緊の課題であると痛感してきました。

 そういった中、10数年前よりそれに向けた対策の1つとしまして、 「高齢者の」「前期高齢者、元気な高齢者による」「後期高齢者のための余暇事業」の実現に向けた2つの事業を創造し、この2つをつなぎ持続的に事業運営できる環境を確立する事により、高齢者の方々の生きがいを充実させると同時に地域社会の活性化、地域振興に結びつけていくという事業構想を個人的に検討してまいりました。

 1つ目の事業としては【前期高齢者を中心とした生きがい就労事業の促進】であり、2つ目は【後期高齢者の方々に向けた(楽しみ、喜び、心の躍動を通じた精神的な健康を充実していく) 生きがい創生娯楽事業】です。

 現役を退かれた方々の中にも団塊の世代を中心にまだまだ現役で就労されたい方も今後更に増えていくと考えます。

 自ら長年培ってきたキャリア・経験を再び活かす事が出来る【生きがい就労事業】を創生強化していけると同時に、その目的が特に後期高齢者を中心にした方々の【生きがい創生娯楽事業】に向けたものであるという事業スキームです。

 今後の地域振興策としてご検討賜れば幸甚です。

(更に詳しくご説明しますと)

 【生きがい創生娯楽事業】の具体例の1つとしましては、例えば「立体映像を通じた自然美の体感」があります。

 後期高齢者の方が自然美の醍醐味を体感することで感動したり、安らぎを感じることは、かけがえのない楽しみであり、しかもそれを身近な所で手軽に体験できる環境を提供するというものです。

 現実では観ることのできない他の季節の京都の自然美や国内外の他の景勝地の自然美の醍醐味をバーチャルにて体験できるような超高解像度立体映像を公共の都市公園や遊休地を利用した仮設式ミニパーク施設(移動式ドーム型施設など)や既存の施設などで京都の景観を損なわない形で上映するというものです。

 そのミニパーク施設の設立・運営を京都の地域振興財団、各地域のシニアクラブの方々、各自治会の方々、そして地元企業など民間とが協力して実現していくという形です。

 実際の運営活動に於きましては企画・営業・広報・経理・労務管理・総務などの機能も必要と考えます。

 そこに現役を退かれた、まだまだ元気で経験豊かな方々の協力を仰ぎ、長年培ってきたスキル・経験をそこでフルに活かしていただきます。

 再雇用の募集や刊行物などでのアミューズメントの広告案内、また遊休地などの再利用の検討や事務所などの提供、地域振興財団・各地域のシニアクラブの方々・各自治会の方々 そして地元企業などへの働きかけ等を京都市が中心となって行っていただきます。

 【前期高齢者を中心とした生きがい就労事業(再雇用促進策)】 と【後期高齢者の方々に向けた生きがい創生娯楽事業】の融合という、過去に前例のない新たな地域活性化策・高齢者生きがい振興策です。

 当構想に向けた私自身の役割としましては当振興策実現に向けた関係団体、京都市、所轄関係省庁間の調整、全体のとりまとめ、プロデュースなどで貢献できれば、と思っております。(必要があれば既に別途活動しております超高解像度立体映像の開発を産学官で推し進めたいと思っております)

 まだまだ構想の骨組み程度しか仕上がっておりませんが、これを具体化に向け一歩進める折には更に関係者と詳細にビジネスプラン化を詰めていきたく思っております。

 どうか宜しくご検討のほど御願い申し上げます。

(1 私たちが取り組みます!)(2 私たちの力を貸します!)( 3 取組を提案します。取り組む際には協力します!)

進捗状況・成果

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ご意見・応援 フォーム

  • お世話になります。介護美容を中心とした、ホリスケアアカデミー芦屋教室を運営しています宮田と申します。   この度、京都で教室を開設し、福祉施設・高齢者施設・訪問介護・緩和ケアでの美容活動として、外出困難な方々にQOLを感じていただくことを理念としています。   私たちは、現在、介護予防に取り組んでおり、2つ目の【後期高齢者の方々に向けた(楽しみ、喜び、心の躍動を通じた精神的な健康を充実していく) 生きがい創生娯楽事業】取組提案の内容は、私たちの活動と関係が深く、健康寿命を長くして人生を楽しんでほしいと考えてます。例えば、お互いエステの施術をマスターし、友人同士でマッサージを交互に行うことで、スキンシップも生まれます。幸せホルモンを感じてもらうことです。   特定非営利活動法人日本ホリスケア協会の「holiscare」は、「holistic(ホリスティック=包括的な)+ care(ケア)」の造語です。特定の症状や原因にとらわれない包括的なケア、身体だけでなく心も寄り添う真のトータルケアを目指します。
お宝No.153 登録情報
提案者 由良 有
提案者の区分 個人 
提案の区分 一般テーマ 
提案のカテゴリー 産業  福祉 
提案に関連するSDGsの目標番号
SDGsとは リンク先の目標番号のアイコンを選択すると詳細が表示されます)
すべての人に保健と福祉を 働きがいも経済成長も 

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