まちづくり・お宝バンク

お宝No.219
フィルムアートを活かしたまちの小さな拠点を活用しませんか

提案者:  一般社団法人京都映画芸術文化研究所 (中京区)

【特定テーマ:文化庁京都移転】

私たち一般社団法人京都映画芸術文化研究所は、2015年5月18日国際博物館の日に「おもちゃ映画ミュージアム」を開館しました。 玩具映写機とフィルムに特化した映画博物館は世界でも類例がなく、光学玩具、マジックランタン(幻灯機)、写真といった映画前史に位置付けられるものを多く収集・展示していることから、国内外の研究者が訪れ「文献で知っているが実際に見たことがなかったものに、触ってみることができる」と喜んでおられます。もちろん専門家だけでなく、小さな子どもから大人まで幅広い世代の人々に、映画の歴史を知ってもらい、その楽しさを味わってもらいたいと願っています。映画とアニメのまち京都から次世代にフィルムアートを残す拠点として、より多くの人々にこの場所を活用していただきたいです。

・展示をガラス越しに見るだけではなく、実際に触ってもらい、デジタルではわからない「なぜ静止画が動いて見えるのか?」「どのような構造になっているのか?」その原理や働きを手で触れて学ぶことができます。

・日本では戦前に作られた無声映画はほとんど残っていません。そうした中で玩具映画として切り売りされたアニメーション、チャンバラ映画、ニュース映像を発掘し、復元、保存してきました。そうした貴重な映像を、地域イベントや授業などで出張上映もできます。場合によっては活弁と生演奏付き上映も可能です。

・型染京友禅をしていた町家を活かした天井が高い雰囲気のある建物です。30名ほど収容のイベントにぜひご活用ください。

・映像、映写機など所蔵品の貸し出しも常時受け付けています。

・8㎜、9.5㎜、16㎜、35㎜玩具フィルムなどお手元に古いフィルムがあれば、映写機にかけてご覧いただくことも可能です(事前予約が必要です)。

・交流と情報交換の場として、「作品上映会」「語り場」「アニメ―ション製作などのワークショッ プ」「研究発表会」など、子どもから大人までが楽しめる場の運営支援をおこないます。

・映画に関する資史料を保存し、次世代へ継承するための活動をしています。劣化が進行しているフィルムの救出は待ったなしです。「見る道具がないから」「DVD化したから不要」と捨ててしまう前にぜひご相談ください。

訴えたいのは「フィルムを捨てないで‼」。お問い合わせは、「おもちゃ映画ミュージアム」ホームページのお問い合わせ フォームからお願いいたします。

 

【昔の国産アニメーション、チャンバラ映画などの出張上映をおこないます】
・上映時間、料金はイベントの規模に合わせて調整いたしますので、遠慮なくご相談ください。

・戦前の無声映画ですので、音声付をご希望の方は生演奏、活動写真弁士付き上映も可能です(いずれかだけの出演も可。出演者への謝金が別途必要です。料金要相談)

・映写機に触れて、アニメーションの仕組みを体験できるワークショップもできます。お気軽にご相談ください。

 

<おもちゃ映画ミュージアムのホームページはこちら>

http://toyfilm-museum.jp/

 

<動物園で開催したワークショップの報告ブログ>

http://toyfilm-museum.jp/blog/column/6030.html

進捗状況・成果

【2/25(日)WSも開催!】京都ミュージアムロードに参加しています

2024年2月22日

この時期恒例の京都ミュージアムロードに参加しています。

回を重ねて今回で27回目。たくさんある加盟館の中から手を挙げた96施設が参加しています。それぞれの館が趣向を凝らした展示をしていて、見たいものばかり。開催は3月17日まで。

スタンプラリーについてですが、各館に備え付けのスタンプ(当館の場合は76番)をパンフレットの上掲台紙に押して3種類集まったら、右下のハガキ部分を切り取り、63円の切手を貼って3月25日までに投函して下さい。運が良ければ抽選で各館提供のグッズが貰えます。

島津製作所創業記念資料館は「実体鏡」ですね。ステレオスコープ(立体ビューワー)のことで、僅かに異なる角度から写した2枚の写真を別々に左右の目で見ると立体的に見える道具。1838年イギリスのホイーストンが発明したそうです。当館にも光学玩具を並べているところに置いていますので、来館時にぜひ体験してみて下さい。

期間中の当館の展示は2種類あり、前半は3月3日迄展示している「友禅染めの着物で“映画”をまとう~初期映画と染織に尽力した稲畑勝太郎にも触れて~」、後半は小展示「シナリオライター依田義賢生誕115年記念展」です。

また、2月25日(日)①10時~正午、②13時半~15時半の2部制でワークショップ「エコバッグに染料絵具で絵を描こう!」をします。

どなたでも参加できます。参加費1200円です。好きなものを自由に描いて、世界でひとつだけのマイバッグを作りましょう。絵が苦手な人も大丈夫。指導は京都市立芸術大学卒業生3名が丁寧に行います。人気絵本『100かいだてのいえ』作者のいわいとしおさんに、簡単に描ける見本も描いて貰いましたので、それもお手本にどうぞ。

各回先着6名です。準備の都合上、できるだけ前もってご予約いただけると助かります。

スタンプ押印ご希望の方は、遠慮なくスタッフにお声がけくださいね。皆様のお越しを心よりお待ちしております‼

スタンプラリー応募用紙はこちらからもダウンロードできます。

5/14まで開催「KYOTOGRAPHIE京都国際写真祭2023」KG+の会場になります‼

2023年4月25日

4月15日(土)~5月14日(日)、古都京都にある重要文化財建築や寺院、京町家など様々な特色ある会場を舞台に、KYOTOGRAPHIE京都国際写真祭2023 が開催されます。2013年に始まって、今年は11回目を迎える日本で数少ない国際的な写真祭です。

2015年5月におもちゃ映画ミュージアムを開館して以来、この写真祭のことが興味深く、いろいろ見て歩きました。そして、いつか織屋建ての当館が会場にならないかなぁとずっと夢見てきました。それが今年、初めて叶います。

おもちゃ映画ミュージアムでの展示内容については活動ブログをご覧ください。

◎5月14日(日/最終日)14時の閉幕後、15時からクロージングパーティーをします。参加費1000円で、ワンドリンクとおつまみ付き。入館料込み。

【10/15~16開催】京都国際映画祭2022 連携企画上映&前夜祭企画

2022年10月6日

京都国際映画祭2022が10月15(土)、16日(日)の二日間、京都市内で開催されます。

15日はおもちゃ映画ミュージアムが「サイレント/クラシック映画」部門の会場になります。

おもちゃ映画ミュージアムが企画した京都国際映画祭2022のテーマは、「パテ・ベビー誕生100年」です。

詳しくはブログをご覧ください。

15日スケジュール

映画祭当日の15日は、対面での上映には恐縮ですが人数制限(15名)がございます。

そこで、活弁と生演奏での上映を撮影し、後日オンラインで配信することになりました。でも活弁上映はやはり生でご覧になるのが一番‼参加を希望される方は、10月10日までに映画祭サイトからお申し込みをお願いいたします。

 

その関連企画として、10月12日(水)~14日(金)13時、15時、17時から、「映像作家の原点・人生の原点」として、大阪芸術大学映像学科歴代学生映画「FIRST PICTURES SHOW1971-2020」を、おもちゃ映画ミュージアムに於いて上映します。

2020年4月から今年3月まで週替わりで上映してきた約100作品の中から好評だった16作品と昨年完成したばかりの2作品の併せて18作品をご覧いただきます。どうぞ、皆様お誘いあわせてご来場いただき、お楽しみください!!併せて、芸大卒業生の皆さんにとって旧交歓談の場になれば嬉しいです。プログラムは全9回で、定員20名、各回1000円(入館料込)です。

11月公開講座登壇と所蔵品展示のご案内

2021年10月13日

2021年11月23日(火・祝)に開催される、市民活動支援チャリティ公開講座「聞いて、観て、触れて『映画のまち 京都』を楽しむ」に、おもちゃ映画ミュージアム館長の太田 米男さんが登壇します。「映画」の歴史と、多くの物語の舞台に選ばれる「京都」との関係性についてお話しいただきます。

◆日時:2021年11月23日(火・祝)14:00~

◆会場:ひと・まち交流館京都 2階大会議室 (京都市下京区西木屋町通上ノ口上る梅湊町 83-1

◆参加費無料

◆参加対象:どなたでもご参加いただけます。

特に、下記のような方におススメだそうです。

・映画が好きな方

・京都や歴史に興味のある方

・レトロなものが好きな方

◆定員:100名

お申込みはこちらのフォームから ※申込締切2021年11月19日(金)

 

また、京都市市民活動総合センター内にて、おもちゃ映画ミュージアム所蔵品の一部が展示されます。

◆展示日程:2021 年 11 月 17 日 (水) ~ 11 月 23 日 (火・祝)

学生のエネルギーを映像から体感してください!「THE FIRST PICTURES SHOW 1971-2020」4月から開催します

2020年3月24日

4月1日(水)より、月・火曜日の休館日を除き、1週間単位で毎朝10時30分~12時の午前中に、大阪芸術大学映像学科の歴代学生映画を1作ずつ(短編の場合は2作)上映します

「THE FIRST PICTURES SHOW 1971-2020」

上映予定の作品はこちら

 

(おもちゃ映画ミュージアムHPより一部抜粋)

映画の復元や保存を呼びかける活動をしていくなかで、学生映画も保存に値すると強く感じていました。映画祭に出品し、評価を受け、他の映画祭にも出品、・・・と働きかけても、学生作品が動く期間はたかだか2年ほどです。その後はプロになり、様々な職場で活躍することになりますが、卒業作品や在籍中に作った映画作品は、再び日の目を見ることは殆どなく、押入れの中に死蔵されてしまいます。

それらの作品は、技術的にも荒削りで未熟なものだったのかもしれませんが、既存の概念、営利やノルマなどの価値観にとらわれることのない純粋な映画への愛や思いに満ちています。映像学科を卒業し、有名になった監督やスタッフたち、アニメ作家、あるいはゲーム業界で活躍する人たちも多くいますが、それぞれの人生を歩む上での原点となったものがここにあります。

学生時代の自由で奔放に広がるイメージは、映画館やテレビでは決して見ることができないものです。映画は一人ではできず、集団での爆発するようなエネルギーが必要です。時には対立し、内部崩壊したグループも数えきれないほどありました。学生映画は二度とない、その時代にしか作れない、エネルギーの結集なのです。完成した作品は、たとえ荒削りでも、若くバイタリティーに溢れています。これらの映像は、本人にとって原点であるだけでなく、新たな気付きを得て、更なる飛躍に繋がる契機になるかも知れません。さらにいえば、これから映画を学び、創作しようとする人たちにとって、創作のヒントとなり、大いに刺激になることだろうと思います。

梅津北児童館にて「無声映画上映会」を開催しました

2018年10月31日

 

 

平成30年8月18日に、梅津北児童館にて「無声映画の活弁上映会」を開催しました。

今回は、活弁士 大森くみこさん、ピアノ演奏 天宮遥さん、アニメーション・アーティスト 秋山好正さんをお迎えし、昔のアニメーションに活弁と生演奏を付けた特別版として、梅津北児童館の企画で実施していただきました。

ワークショップでは「どうして、静止画が動いて見えるのか?」を体験してもらう簡単な玩具工作をしました。①2枚の紙に少しだけ異なる絵を描き、上の紙を鉛筆で巻いて延ばしてを繰り返すと、パラパラ漫画のように動いて見えるマジックロール。

②白い円盤の表と裏に絵を描き、両サイドに付けた紐または輪ゴムで引っ張って回転させると、絵が重なって1枚の絵に見えるソーマトロープ。

③ドラムの周囲に連続した絵を描き、スリットから覗きながら回すと、絵が動いて見えるゾートロープ。 ④円盤に描いた連続した絵を、鏡に映して回しながらスリットから覗くと、絵が動いて見えるフェナキスティコープ。

4種類の玩具を作って静止画が動いて見える面白さを体験した後、実際に35㎜フィルムを装填したおもちゃ映写機で映写体験をしてもらいました。デジタルが普及した今日では、「どうしてアニメーションができるのか」がわかりにくくなっています。こうしたアナログ工作を通してその仕組みが小さなお子さんにも理解できたと思います。

先生たちの事前の心配をよそに、子どもたちは思うがままの絵を手際よく描いて、楽しんでくれました。

無声映画の活弁をしてくださった大森くみこさんは、

「今回は15分ほどの短い時間で、 昭和一ケタ代の漫画映画(アニメ)を見てもらいました。

初めて見る音のない映画、はじめは弁士や生演奏に「これはいったい何だろう?」という表情の子供たちでしたが、興味津々の様子でした。「楽しかった。またやってほしい!」と帰りの笑顔が嬉しかったです。この体験が夢の種のようなものになってくれると嬉しいなぁと思います。」と、仰っていました。

 

おもちゃ映画ミュージアムでは、子供たちに昔ながらのアニメーションや映画について興味関心をもっていただく機会をつくれたらという想いで、活動の場を探しています。

第11回祇園天幕映画祭にて今年も「京都ニュース」を上映しました

2018年7月24日

平成30年7月15日、祇園祭で歩行者天国になる四条通り祇園にて毎年開催されている「祇園天幕映画祭」で、今年も「京都ニュース」上映をおこないました。

◆今年の上映内容◆

1960年「シーズンを前に−観光京都の表情−」

1960年「都市部に駐車場−四条烏丸・先斗町−」

1963年「阪急地下鉄四条河原町乗入れ」

1963年「祇園祭山鉾巡行」

1963年「第10回京都市民映画祭」

1964年「市電のニューフェイス 朝は連結・昼はワンマン」

1964年「新幹線試運転」

1964年「聖火」

1965年「“都市づくり”すすむ」

1965年「四条大橋高欄新設設計決まる」

1965年「デラックス駐車場完成」

1965年「五条大橋の噴水」

1965年「京都産業会館(市電市バス案内所・市バスセンター・京都中小企業指導所)」

1966年「世界の檜舞台完成(国立京都国際会館)」

1966年「史上最大の山鉾巡行」

1966年「ようこそ皇太子夫妻」

 

「もの凄く貴重な映像だ」「懐かしい」「面白い」といった感想がいくつも聞かれたそうです。

今年は、実行委員の学生さんとスタッフが上映作品を選定し、見出しに英訳タイトルを付けたそうで、より多くの人に興味を持っていただけたようです。

活動ブログ

1/19(金)19時~「ハナシと昔映像のコラボ実験」三代目桂花團治「咄して観よかぃ」開催します

2018年1月4日

日本の映画発祥の地・京都で、おもちゃ映画ミュージアム所蔵の玩具映画の映像と噺のコラボレーションでお送りするイベントのお知らせです。

今月は、「ハナシと昔映像のコラボ実験」と副題を付けた三代目桂花團治師匠による「咄して観よかぃ」(全6回シリーズ。1、2回目は終了)が開催されます。お勤め帰りの人にも足を運んで貰いやすいように、金曜日夜開催です。

1月19日(金)19時~開催する第三回目は、歴史小説家の木下昌樹さんをゲストにお招きして「侍、そのプライドと実像」をテーマに開催します。

桂花團治さんの熱のこもった落語の実演もございます。今回の演目は「佐々木裁き」。こちらも、どうぞお楽しみに‼入場料2,000円。会場は、おもちゃ映画ミュージアム(中京区壬生馬場町29-1)です。

【お申し込み・イベントの詳細はこちら】

夏まつりで昔の国産アニメーション上映をします!

2017年7月7日

一社)京都映画芸術文化研究所(おもちゃ映画ミュージアム)が所蔵している、80年~90年前の国産アニメーションの出張上映を地域イベントで行います。

同時開催で、昔の映写機に触ってアニメーションの仕組みを体験できるコーナーもあります。ぜひお出掛けください。

◆平成29年7月8日(土)15:00~19:30

松原通の駅~2017夏の夜市~

会場:田中直染料店ガレージ(下京区)

「おもちゃ映画de玉手箱」

(時間をあけてくりかえし上映します)

◆平成29年8月5日(土)16:00~19:00

有隣まつり

会場:旧有隣小学校(下京区)

子供コーナーにて活弁士上演付きの映画上映!

 

「うちでも上映会をお願いしたいなぁ」という方は、おもちゃ映画ミュージアムまでお気軽にお問い合わせください。上映時間、料金はイベントの規模に合わせて相談にのってくださるそうです。

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お宝No.219 登録情報
提案者 一般社団法人京都映画芸術文化研究所
提案者の区分 一般社団法人 
提案者の所在地 中京区 
提案の種類 私たちが取り組みます!  私たちこんな取組をしています(情報提供)! 
提案の区分 特定テーマ:文化庁京都移転 
提案のカテゴリー 文化・芸術 
提案に関連するSDGsの目標番号
SDGsとは リンク先の目標番号のアイコンを選択すると詳細が表示されます)
住み続けられるまちづくりを 

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