お宝No.387
「やさしい日本語」のコツを知り、定住外国人とこれからの日本社会を共に作っていきませんか
提案者: 「やさしい日本語」を広める会 (上京区)
「やさしい日本語」を広める会は、日本人と外国人が共に生きやすい世の中を作っていきたいという願いをこめて設立されました。
コロナ禍で外国人観光客がいない現在(2020年年末)でも、定住者としての外国人はいままでどおりの生活を送っています。
コンビニなどの商業施設で、外国人を見かけることは多いと思います。また、企業や工場、学校の中で、外国人と日常的にお付き合いをしている人も増えてきているかと思います。彼ら/彼女らは、わたしたちとおなじ、いまここにいる生活者なのです。
外国人とコミュニケーションをとるのに、これまでの日本では、英語が大事だ、と思われてきました。
しかし実は国内定住の外国人では日本語がわかる人が多数派で、たくさんの外国人に一度に情報を伝えたいときには、日本語を使ったほうが早くて確実なのです。
でも、この「わかる」は、「使いこなせる」という意味ではありません。だからこそ「やさしい日本語」でのコミュニケーションが必要となってきます。
例えば次のように普通の日本語を「やさしい日本語」に変えることでわかってもらえるようになるのです。
わたしたち日本人が「やさしい日本語」のコツを学び、地域の外国人と積極的にコミュニケーションをとっていくことで、外国人は日本語が上達し、情報を得やすくなり、日本社会で生きやすくなります。
日本人側も「どうしたら、大事なポイントが伝えられるか」を工夫していくことでコミュニケーション能力がアップし、気持ちを通わせることができるようになっていきます。
「やさしい日本語」を広める会は、「やさしい日本語」を学び、すぐにでも使っていただけるよう、ワークショップ等を提供しています。
ワークショップ参加者の方たちからは「今後の仕事に使える」「相手の立場に立って言い方を変えると伝わりやすくなると気づいた」といった感想をいただいています。
「やさしい日本語」のコツを知り、定住外国人と、これからの日本社会を共に作っていきませんか。
【お問い合わせ先】
【活動紹介ビデオ】
進捗状況・成果
【募集中】在住外国人の方へのインタビュー協力・紹介にご協力ください
2021年2月24日
現在、「やさしい日本語」ワークショップをよりよいものとするため、在住外国人の方へのインタビューの実施を計画しています。
皆さまのお知り合いの在住外国人の方にこのインタビューのことをお知らせいただけるでしょうか。
以下の手順ですが、①のインタビュー案内の紹介をお願いできればとてもありがたいです。
①「やさしい日本語」を広める会のfacebookページに投稿したインタビューの案内を在住外国人の方に紹介。
インタビューの案内投稿記事のURLです。↓
https://www.facebook.com/hiromerukai/posts/181166447125734
②インタビュー案内を読んで、インタビューを受けようと思った外国人の方が、
Googleアンケートで「やさしい日本語」を広める会に連絡。
③「やさしい日本語」を広める会からの返信メールにインタビュー候補日を載せる。
外国人の方が都合のいい日時を選んで返信。
Zoomインタビュー日時を設定。
直接お会いしてのインタビューが望ましいのですが、できるだけのコロナ感染予防をしなければならない時期ですので、Zoomインタビューの予定です。
今年いっぱい、2021年末まで実施しようと考えています。
インタビューでは、今まで日本語が通じなくて困ったり、わかってもらってよかったといった経験をお聞きしようと考えています。もし病院や役所などで困った話などがあれば 今後そういう場所に「やさしい日本語」を提案していきたいと思います。
チラシはこちらからもご覧いただけます。
「やさしい日本語」研修レポート
2021年1月21日
2020年8月29日(土)に せいしん幼児園にて開催されたワークショップ形式の研修「『やさしい日本語』で外国人保護者と話すために」のレポートです。
当日は幼児園の職員の方たちに、こちらが用意したお題の情報を「やさしい日本語」に変えながら、お招きした4名の外国人ゲストとコミュニケーションしてもらうという体験学習をしていただきました。
この幼児園でも、増えてきている外国人園児や、その保護者の方たちとなんとかコミュニケーションをとりたいと切実に思っておられた職員の方たちは、本当に熱心に取り組んでくださり、中身の濃い研修となりました。
職員のみなさんは、日頃保育現場で子どもたちと接している方たちなので、「優しい気持ちで相手にわかる易しい伝え方を工夫する」という「やさしい日本語」の基本がすでに身についていて、すぐにコツをつかんで、実際の状況を思い浮かべながらスムーズにワークショップに取り組んでおられました。
外国人ゲストに対して、イラストを描いて「これでわかりますか?」と確認したり、「名前はカタカナでどう書きますか?」と聞いたりしながらのワーク。
外国人ゲストからも、「外国人のお母さんやお父さんはどこで日本語を勉強していますか?」という質問もあり、「外国人が日本語学校などに行っていなくても、やさしい日本語で会話すれば周りの日本人みんなが先生になれる」「今は翻訳機でコミュニケーションをとってくる保護者の人にも、これからはやさしい日本語だと通じるかも」といった話になりました。
後日いただいた感想でも、「今後の保護者対応で使えそうなことがあった」と書いてくださり、新たな気付きとして「英単語で伝えなくてもいいと気づいた」「(今までは)伝わりにくい言葉を多く使っていた」「言いたいことを自分の中で明確にし、自分の言葉一つひとつを大切に相手に伝えようと思った」と前向きな意見をいただきました。
今後の保育に活かしていただけるよう心より願っています。
寄せられたご意見・応援
現在寄せられているご意見・応援 0 件
公開されている、ご意見・応援はありません。 「ご意見・応援 フォーム」より、投稿をお待ちしております。