お宝No.438
土地の声を聴き [Heart&ハート]・ [Face toフェイス] の「場」を作る。
提案者: 梅野星歩 (市外)
天下分け目の天王山の麓・長岡京市に本拠を置く「梅鉢園」https://umebachien.jp/
は京都の庭園文化を守る庭師集団です。
色んな地域のランドマークや個人の大切な場所を守り継承していく中で昨今は社会構造の変化や自然災害、動物の獣害等により持続可能な状態が危ぶまれるケースも多く見受けられます。
またコロナ禍やデジタル化により人と人の会う機会を失う事にもつながっています。
今後の人口減少を含めた社会課題と対峙していくためにも様々なプレーヤーが集まり様々な知恵を持ち寄れる「場」の再構築を目指しています。
地域のランドマークから間伐した樹木でプロダクトを制作したりアロマオイルを抽出しワークショップやマーケットを開催し土地のストロングポイントを顕在化させ情報発信を行う事によって外部からの関係人口を向上させると共に
内部からも協力者を募る仕組み作りを目指しています。
国土の7割が山林である特徴は言うまでもありませんが産業構造や社会構造の影響で活用されず山林が荒廃し土砂災害や獣害被害を併発し里山の危機となっている現状があります。
できる事は限られていますが形を与える事によって新たな命や物が語り出す「物語」の息吹を吹き込むキッカケに少しでもなれればと思います。
加えて「物」を販売するのが目的ではなく、そこにしかない価値やストーリーを共有共感できる「場」を再認識できればと考えています。
今までは地域のお祭りや自治会などが機能しており、インクルーシブな関係性が存在していましたが昨今では狭い地域でも分断が生まれています。
私たちは伝統技術を駆使し三次元の庭園空間を作るわけですが、正に「仏を作って魂を入れる」ように3次元+1次元=四次元空間のハードとソフトが両立した存在をつくる事も役割の一つだと考えています。
幼い頃の思い出や楽しい記憶をとどめる空間は時間と人を繋ぐ時空装置でもあります。
地域の宝を守り継承するために「place」の存在意義と「space」の有効活用の両輪をできるように取り組んでいます。
目指すべきところは、外からも中からも、過去・現在・未来へとつながり合う有機的なエコシステム(生態系)のような「縁側」「庭」「地域」「社会」といったプラットフォームをつくる事です。
そのプラットフォームは誰かへ「Give」や、誰かから「Take」するような関係ではなく誰もが各々の長所を持ち寄り「Join」できるような自走・持続可能な形である事が良いのではと考えています。
ですので一緒に「Join」していただける方や団体がおられれば是非ご一緒できたらと思いますので
どうぞよろしくお願いいたします。
進捗状況・成果
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