まちづくり・お宝バンク提案

「おばんざい」がつくる人のつながり。「Oh!ばんざい」プロジェクトのパーティーに人が集まる理由とは?

掲載日: 2017年5月11日

みなさんは忙しさにかまけて、おにぎり二つでランチをすませたことはありませんか?

仕事やおけいこ通い、子どもの塾などを優先してしまうことで、日頃の食生活がおろそかになってしまう…その結果、家で料理をする機会、そして家族そろって食事をする機会が減っていることを解決するために、晴佐久浩司さんがはじめたのが、「Oh!ばんざい」というプロジェクトです。

Oh!ばんざいの代表の晴佐久浩司さん(左)とメンバーで松長女将の長谷川真岐さん(右)

具体的な活動は、「明るい家庭の日」の翌日にあたる毎月第4日曜日に、アットホームな雰囲気で食について語りあう「おばんざいパーティー」を開催すること、そして、地域の子育て世代を対象とした料理教室を実施することです。

料理教室「みんなでばら寿司を作りましょう」

活動のポイントは、日本料理の料理人を指導者として招き、夏には加茂茄子、冬には海老芋や聖護院大根など、京都が誇る栄養豊富な旬の野菜を使って、手軽なおばんざいを一緒に調理すること。そして、わいわいと畳の上で食卓を囲むことで、初めて出会った人同士でも何気ない会話が生まれ、自然と知り合いができてしまうことです。

「おばんざい」というと、ハードルが高いように感じる方もいるかもしれませんが、本来は「普段のおかず」、つまり惣菜のことを意味する言葉。少しでも身近なものとして親しんでもらうため、毎回、日本文化や京料理のより良い学びの場となるよう工夫を重ねてきました。その結果、これまで4年間で34回のおばんざいパーティーが開催され、参加者は900人を越えました(平成29年1月末現在)。

おばんざいパーティーの様子

料理の様子

参加した60代のおじいさんからは「この場が生き甲斐や」、会社員の女性からは「酢みそで和えるだけでこんなに立派な一品になるというのは勉強になった」など、さまざまな声が晴佐久さんの元には届いています。

パーティーの最後はいつも記念撮影

このアイデアが本質的な解決策と言えるのは、食をともにすることが何よりも人と人をつなぐきっかけをつくるから、かもしれません。興味を持った方は、ぜひおばんざいパーティーに参加してみませんか?

 

記事の執筆 石倉 紘子さん,井上 理抄さん


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