京都市の考え方

京都超SDGsコンソーシアム 浅利さん

京都超SDGsコンソーシアム浅利さん

~京都超SDGsコンソーシアム/京都大学大学院地球環境学堂 浅利美鈴さん

京都市 総合企画局総合政策室 SDGs・市民協働推進担当とSlow Innovation株式会社は、市民協働イノベーションエコシステムの構築・活用をめざした連携協定を結び、「市民協働イノベーションエコシステム調査」のプロジェクトを推進している。「持続可能なまちづくりを支える生態系(エコシステム)って何なんだろう?」「どうしたら、地域の未来をつくるイノベーションが次々と生まれてくるのだろう?」という問いのもと、京都を中心に市民協働やイノベーションに取り組んでいるさまざまな組織・人財にインタビューを行なっています。

今回は、京都市をフィールドに産学公が連携し、SDGsの社会実装を目指す「京都超SDGsコンソーシアム」の浅利美鈴さんにお話を伺いました。

話し手: 浅利美鈴(Asari Misuzu)|(京都大学大学院地球環境学堂 准教授)
1996年、京都大学工学部地球工学科に入学。在学中は環境保全研究の第一人者として知られる高月紘教授(現・京都大名誉教授、京エコロジーセンター館長)のもとで、主に家庭ごみについての研究に取り組んだ。同時に、学内の環境を改善する目的で「京大ゴミ部」を立ち上げる。2002年、京都大大学院工学研究科修了。京都大環境保全センター助手、助教を経て現職。学内や地域の環境改善活動、SDGs活動を一貫して牽引し続けている。
聞き手: 野村恭彦(Nomura Takahiko)|Slow Innovation株式会社 代表取締役
金沢工業大学(K.I.T.虎ノ門大学院)イノベーションマネジメント研究科 教授。博士(工学)。「渋谷をつなげる30人」を主宰し、5年目を迎える。昨年より京都拠点を立ち上げ、「京都をつなげる30人」は2年目の開催。企業・行政・NPOのクロスセクターでの「信頼のつながり」をつくり、「地域から社会を変える」イノベーションエコシステムの構築をめざして活動している。

「京都“超”SDGsコンソーシアム」って?

聞き手・野村恭彦(以下、野村): 今日はよろしくお願いします。ではまず、どんな活動をされているか、浅利先生の自己紹介を含めてお話いただいてもよろしいですか?

浅利さん: 私はごみの研究を中心にやってきました。あとライフワーク的に、学生の時から環境関係の啓発活動をしておりまして、その中でもいろんな企業さんとの連携をしてきました。

京都超SDGsコンソーシアムは2019年の6月27日に発足しました。ちょうどこの日に京都大学でシンポジウムをやって、そこをお披露目にしました。座組みとしては、京都大学と京都市、あといくつかの企業さんとで連携しながら活動をしています。当初のメンバーはリコーさん、安田産業さん、JTさん、ソフトバンクさん、ecommitさん。今ここにセブン&アイホールディングスさんと、三洋化成工業さんという京都の企業さんがそこに加わっていただいてるほか、あと何社か調整をしている状況です。あんまり増やすつもりはないんですけど、基本的にある程度意思を同じくして動いていただける企業さんと組みながらやっていくという想定にしています。

名前の通りSDGsをテーマにしてるんですけど、「超」というワードを付けています。京都は1300年の歴史があって、特に都市としてそれだけの歴史があるのは世界的に見ても類まれなる場所です。なので、これまでの長い歴史の中に、SDGsに関する知見が埋まっているだろうという想定で、2030年のSDGsを超えたものが提供できるだろうという思いがありました。

またさらに、今後の未来を見据えたときに、2030年と言わずもっと長いスパンで見ていきたいという意味も込めて、「超」という名前をつけて活動しています。

大きく分けると3つの活動がありまして、1つは京都を地域社会の縮図として捉えて活動するというものです。京都の歴史を振り返ってみると、やっぱり山、自然との組み合わせで成り立ってきました。その中でも私たちは京北地域に着目しました。京北地域は、平安遷都にあたって木材を表出する地として起こったとの伝承があります。そういう意味では1300年の歴史とともに歩んできているにもかかわらず、現在はかなり林業の衰退や人口の削減が止まらないという状況になっています。そこで私たちは、京北地域を持続可能にすることを象徴的な取り組みとしてやっていこうということで、最近は京北地域と京都市内とをどう結びつけていくかが1つの大きな取り組みになっています。

2つ目の活動は、京都大学などをフィールドにいろんな実践をしていこうという取り組みがあります。京都大学は3万人の構成員を抱えていて、さまざまな授業をしてますので、そこで人の考え方も含めて、どういうふうに変えていけるかということを取り組んでいます。

あと1つはアウトリーチ活動として、シンポジウムや博覧会をさせていただいてます。

それぞれの活動では、コンソーシアムに加わっていただいている約10社の企業さんだけではなくて、去年からやっている研究会には20くらいの企業や団体、自治体の方にも入っていただいてます。ほかにも、2030年のSDGsの良いマイルストーンになるんじゃないかということで、万博に向けて全国各地の頑張ってる地域ともいろんな知見を共有しながら取り組んでいくっていうネットワークがあったり、年に1度開催しているシンポジウムや博覧会といったイベントには70くらい企業とか団体が参加してくださっています。

そういう意味ではかなりいろんな組織、ネットワークと一緒にSDGsに取り組んでいます。SDGsは、現状ではまだ企業のメインの活動にはなりにくい部分ではあるんですけど、だからこそ一緒に勉強し合っていって、どうしたら効率化できるだろうと考えながら、展開していっています。

浅利さんの「成功体験」とは?

野村: ありがとうございます。特に具体的にされているのが、京北地域での活動ということですね。2019年の6月から動かしてきて、「こんな良いことがあったな」っていうエピソードみたいなものがありましたら教えていただけますか?

浅利さん: そうですね・・・・・・。正直言ってまだ始まったばかりなので、これから5年くらいかけて成果を残していけたらと思っています。ただ、ちょっとずつは世の中の先に行く活動ができてるかなっていう手応えは感じています。

SDGsをキーワードに取り組み始めたのは2016年くらいからだったんですけど、最初は学生さんからの要望というか持ち込みがあったことがきっかけでした。それがだんだんと世の中的にも広がりつつあって。本当にいろいろなところから「SDGsがやりたい」というご相談とか受けるようになっていて、始めてよかったなって思います。

それから、京北地域に関しても、幸か不幸かコロナ禍で改めて里山とか地方が見直されてくるなかでいろいろなお話が舞い込むようになってきています。そういう意味ではどんな状況も前向きに捉えてやっていくところにいろいろなことが重なってきて、回り始めているなっていう、手答えを感じ始めたって感じですかね。

野村: そういう意味では学生さんもそうだし、企業もそうだし、個人というレベルでもSDGsであったり、地域の活性化みたいなところに関心を持つ人がどんどん増えていくっていうところに充実感を感じるということでしょうか?

浅利さん: そうですね。それはすごく感じます。

浅利さんの考える、目指すべき未来

野村: ありがとうございます。京都超SDGsコンソーシアムは、何年くらいのスパンを見据えて活動されているんですか?

浅利さん: 京北地域では5年前に地域の計画を立てられたんですね。ところがそれが全く達成してなくて。やりますって約束した施策は打ってるんですけど、それが結果に結びついていない状況なんです。人口減少も歯止めがかからないですし。計画としては、5年前に10年分の計画を立てたのであと5年あるんですね。そこでなんとか立て直して、2025年、2030年とで前向きな数字を出せるような方向に持っていきたいなと考えています。そうすれば、ある程度自走できるようになるんじゃないかと。

ただ実際のところは、20年30年と見ていかないといけないと思ってますので、地域に入っていくっていうのは責任が求められることだなと感じています。

野村: なるほど。事例を全国に広げていくとか、いろいろな企業が入ってくるという方向を広げつつも、京北地域にしっかりと根ざして、地域の人たちと一緒に「こっちに進んでいけばいいぞ」という状態ができていくっていうのが、目指すべき未来の姿だっていう理解でよろしいでしょうか?

浅利さん: そうですね。

野村: その目指すべき未来の姿を生み出していくにあたって、市民協働イノベーションエコシステムの話を聞かせてください。1つは京北地域のステークホルダーについて。どういう人たちと、あるいはどういう組織とつながっているのかということを教えてください。

それからたくさんの企業がコンソーシアムに興味を持っていると思うんですけど、京北地域の活動に対して、具体的にどんなふうに企業がステークホルダーになり得るのかということを教えていただけますか?

浅利さん: まず京北のほうなんですけど、京北に限らず、いわゆる中山間地域と呼ばれるような小さなコミュニティには登場人物が意外と多くいるんです。一人一人がやっている役割が大きかったりするので、そういうプレイヤーを丁寧に洗い出してそれぞれの役割を、ある程度想定しながら繋がっていこうといま動き始めています。

具体的には、京都市さんから委託を受けて、地域の持ってるビジョンを見直すというか、改めて咀嚼して今後住民としてのアクションプランを立てていくという検討会を年度内に10回くらい開催というプロジェクトのサポートすることになりました。なのでそのプロセスを通じて地域のいろいろな方々と繋がっていきたいと思っています。

そのいろいろな方々っていうのは、1つは地域住民としての顔役のような役割を担われている方々があります。わかりやすくいうと自治会長みたいな方々ですね。

京北の場合ですと、主に6つの地域に分かれてるそうなんですけど、その各地域のコミュニティを維持するのに必要な方々です。そういう方々が空き家のことや環境の保全とかそういう場面で、どういう風につながっていったり、輪を広げていけるかということを想定しながら繋がっていければなと考えています。

それと、地域を超えたセクター。例えば建築とか林業とかですね。そういう部分との両方をアプローチしながら見ているというところです。

あともう1つのファクターとしては、よく言われますけど、IターンとUターンもしくは地元の方っていう視点と、あとは世代の視点ですね。その辺を目配りしながら、いま地域の人物のマッピングをしていっています。どこでどういうふうな役割で動いてもらえるだろうかということをあれこれ巡らせながら、我々としてはどんな環境や関係性を作っていくかというところを見ています。

特に私たちはSDGsをキーワードにしていますので、そこがポイントかなと思っています。特定の1つの分野で突破するんじゃなくて、全体にいろんな社会問題に目配りすることで、逆に全体的にそこそこ良くなるっていうような状況を作っていけないかなというふうに考えて動いてます。

地域と企業のかかわり方

野村: いま地域のステークホルダーの話をお伺いしたと思うんですけど、そこに企業はどんなふうに関わっていこうとしてるんですか?

浅利さん: そうですね、まず地元の企業と外からの企業があると思っています。やっぱり基本は地元が潤わないといけないと思ってますので、まずは地元の持ってるポテンシャルを最大限生かしていきたいと思っているんですが、やっぱり資金的にも人的にも余裕があるところばかりではないので・・・・・・。

なので、我々コンソーシアムのメンバーや外の企業は基本京北で儲けることはしないという前提で動いています。一緒に活動をしながらそこで地域に展開するノウハウやニーズを掘り起こしていくという方向で考えています。一方で、そこに投資を呼び込んだりとかそこでプレーヤーになってもらう。わかりやすい話でいくと、例えば廃校になった小学校があるんですけど、そういうところに今流行りのリモートワークの拠点を作ったりするとかですね。次にそこで拠点を構えてくださる企業さんとかいうのは外から引っ張ってくる。でもそれは原則その地域の産業を圧迫するのではなくて、伸ばすような方向の企業さんを選定していこうということで動いてますね。こういう地域はごまんとあると思いますので、そこにどう展開していって、どうネットワークしていくかというところかなと考えています。

どんなつながりがあれば目指すべき未来が手に入る?

野村: なるほどなるほど。では、不足しているつながりはどういうところにあると思いますか?それとも、ある程度充分なつながりがすでにできているという感じでしょうか?

浅利さん: 地域に入ってみると、狭いコミュニティなので、みなさん顔見知りだったりするんですよね。でも事業としての連携とかになるとすごく希薄なのが驚きでしたね。なので、それぞれが持ってる資源や課題がお互いに把握されてなくてもったいないと感じる部分はあります。そこを繋いでいくというのが我々の仕事の1つなのかなと思ってます。

野村: それは、林業などでバリューチェーンにつながってるのではない異業種の間でという意味ですか?

※バリューチェーンとは:
バリューチェーンとは製品の製造や販売、それを支える開発や労務管理など、すべての活動を価値の連鎖として捉える考え方のことで、競合と比較して強み、弱みを分析して事業戦略の改善策を探るフレームワークです。1985年にハーバード・ビジネススクール教授のマイケル・ポーターが著書『競争優位の戦略』にて提唱しました。

浅利さん: それも含めてですね。林業とかに関して言うと、自分たちのやり方に自負もお持ちでなかなか変えられない。でもどう考えても、悪循環に陥ってるふうに見えることがあって、すごくもったいないなと感じます。

私が見ている中だと、みなさん結構お金持ちの人が多いと思うんです。一財をなされていたりして、自分たちの明日には困らない。でもちょっと地域に目を向けたときに、このまま行ったら小学校も病院もなくなるやんって話になるんですよね。だからそのあたりも含めて、自分たちの置かれている状況を認識していただくことが大事かなと思っています。産業にしたって、自分たちさえよければいいじゃなくて、今後はバリューチェーンや分野を超えて広げたり、繋がっていったりしていかなくちゃいけない部分もあると思ってます。

「新しい持続可能な経済」?

野村: いま高齢化であったり少子化であったり、産業の縮小であったりというのは宿命としてあると思うんですね。その宿命に対して、どんな形でそこをブレークスルーしていくのか、浅利先生のお考えを聞かせていただいてもいいですか?京都市内の都市部と繋いでっていう部分は先ほど紹介の中にもあったかと思うんですけど。

例えば、SDGsって観点で見ると必ずしも経済が活性化するのではない新しい持続可能な経済っていうようなものも考えていく必要があるのかなと思うんですけども、どう思いますか?現在は行政と企業とNPOとがそれぞれ別のロジックで動いてる訳ですけれども、そういったところを一致させていくような、何か将来の経済のモデルみたいなものも想定されているんでしょうか?

浅利さん: それはそうですね。経済に限らないと思いますけど、今後の社会の規模感とか枠組みが変わらないと無理だなと思っているので、そういう意味ではヨーロッパでいうところのサーキュラーエコノミーとかかもしれませんけど、ある程度地域内循環、地域内の小さな経済循環をベースにできる場所っていうのはレジリエンスが高い場所っていうふうに認知されていくんじゃないかなと考えているので、そういうモデルを作っていきたいなと思ってますね。で、それに大企業であったり、大都市もつながっていくというか価値ある場所として認識されていくっていうところが必要かなと。ただ全てが全て田舎にシフトするわけにはいかないでしょうから、都市と田舎の機能を改めて対等に感じられるものにしていくといいのかなと思っています。

※サーキュラーエコノミーとは:
循環型経済とも呼ばれ、従来の「Take(資源を採掘して)」「Make(作って)」「Waste(捨てる)」というリニア(直線)型経済システムのなかで活用されることなく「廃棄」されていた製品や原材料などを新たな「資源」と捉え、廃棄物を出すことなく資源を循環させる経済の仕組みのことを指します。
環境負荷と経済成長をデカップリング(分離)させ、持続可能な成長を実現するための新たな経済モデルとして世界中で注目を集めており、EU(欧州連合)では2015年12月に「サーキュラーエコノミーパッケージ」が採択されるなど、経済成長政策の中心に据えられています。

野村: 今後それを考えていく上では、京都市という単位でサーキュラーエコノミーを考えていくのか、京北の中で循環させてくのかで言えば後者のイメージをお待ちなんですかね?

浅利さん: 両方必要かなと思っています。地域内での循環っていうことと、都市の循環の両方の関係性が噛み合わないといけないかなと思います。

地域にいる最先端のプレイヤーたち

野村: ありがとうございます。京北という地域の中で成功モデルを作っていくときに、地域の中のプレーヤーで「こういう人たちはすごく新しい考え方で動いてるな」みたいな人たちって結構発見されてきたわけですか?

浅利さん: そうですね、おられますね。全国的にも有名な神山とかまでの有名な人はまだいないですけど、Iターンの方であったりとか、若い人じゃなくても代々京北におられる25代目みたいな人の中にも、すごく先端の知恵を持っているなって感じることもありますね。人次第なんですけど。

※神山とは:
徳島空港から車で約1時間。徳島県東部に位置する名西郡神山町は鮎喰川の上中流域にある雄大な山々に囲まれたのどかな田舎町だ。もともと神山杉をはじめとする農林業で栄えていたものの、1970年代以降は若者たちの町外への流出が止まらず過疎化に悩んでいた。しかし、1955年の合併後から減り続けていた社会動態人口が初めて12人の増加となったことや、IT関連企業のサテライトオフィスが続々と開設されるようになったことから、『地方創生の成功例・神山モデル』として注目されている。

野村: そういったプレイヤーの人たちは、どんな業界にいらっしゃいますか?林業の中にいらっしゃるのか、あるいは違うことされてる方なのか。

浅利さん: そうですね。今言った京北に代々おられる方は、もともとは地域の庄屋さんみたいな感じだったんですけど、今は建具屋さんをされています。茅葺き屋根のお家に住んでおられてその維持とかも含めて、ずっと伝統を守りながら、NPOみたいなのも運営されていて、子どもたちに伝承していこうっていう取り組みもされています。この人はすごいなと思います。

浅利さんの「パッションの源泉」は?

野村: ありがとうございます。最後にインタビューの締めとして、浅利先生はすごく大きなチャレンジ、京北地域にコミットするってことをされて、すごく熱いものを感じてるんですけども、そのパッションの源泉はどこから来るんでしょうか?

浅利さん: そうですね・・・・・・。パッションの源泉かどうかわからないですけど、やっぱりいろいろな人たちがこういう問題に取り組んでいたり、京北でも計画を作っていろいろされているにもかかわらず、なかなか解決の兆しが見えていないという意味でとても難しい問題に対して、自分が関わることで何か成果があるのであれば挑戦したいなという想いが強いですかね。

もちろん幸いにも、仲間もたくさんできてきたのでその仲間たちと一緒に挑戦できるということが推進力につながってるのかなと思いますね。壮大な社会実装実験にチャレンジしている感覚です。

野村: 最初はごみの研究から始まったってお話されてたと思うんですけど、そういった表の経済と、静脈みたいなのがあるとしたら、静脈瘤のところを見ていくと新しい経済の仕組みが見えてきたという形でサーキュラーエコノミー的なものがこれから世の中に広がっていくいくなっていうようなそんな確信を心の中に得てきて。それを「やればできるはずなのになんで繋がってないんだ、もったいない」みたいな感じでいま頑張ってるってそんなイメージでしょうか?

浅利さん: そうですね、ただサーキュラーエコノミーもその概念としては正しいことは誰しもが認めるところになってきていると思うんですけれど、やっぱりいまの世の中自体が、プラスチックの問題なんかでも言われますけど、戦後の長い年月をかけて積み上げられてきてしまっているのでそれを変革するというのは簡単ではないなと思っています。ただ、最近は若い人たちが、グレタさんじゃないですけど、変わりそうな風向きになってきてるんで、今だなって感じはしていますね。

野村: ありがとうございます。ではインタビューはここまでとさせていただきます。貴重なお話どうもありがとうございました。

浅利さん: ありがとうございました。

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